熊本県熊本地方の地震2026/8/6 19:49ごろ
- 震源地
- 熊本県熊本地方
- 規模
- M4.5
- 深さ
- 約10km
2026年8月6日19時49分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震がありました。気象庁の発表によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.5と推定されています。この地震により、熊本県熊本で震度4を観測しました。津波に関する発表はありません。
震度2を観測したのは、熊本県の阿蘇、球磨、天草・芦北のほか、山口県西部、福岡県の福岡・北九州・筑豊・筑後、佐賀県南部、長崎県の南西部と島原半島、大分県南部、宮崎県北部の平野部と山沿い、鹿児島県薩摩です。震度1は山口県北部・中部、佐賀県北部、長崎県北部、大分県北部・中部・西部、宮崎県南部の平野部と山沿いで観測されました。震源は熊本県内ですが、揺れは九州の広い範囲と中国地方の一部にまで及んでいます。
この地震が起きた熊本平野から阿蘇の西側にかけての一帯は、内陸の地震が繰り返し起きてきた場所です。地下には日奈久断層帯・布田川断層帯と呼ばれる活断層が南西から北東の方向に走っており、地震はこの断層に沿って浅いところで発生します。活断層とは、過去に繰り返しずれ動いてきて、これからも動くと考えられている地下の割れ目のことです。海溝型の地震――プレートの境目にあたる海底深くで起きる地震――と違い、こうした内陸の地震は震源が浅いため、マグニチュードの数字のわりに震源の真上付近で強い揺れになりやすいという特徴があります。今回の震源の深さ約10キロも、その浅い部類にあたります。
この震源域では、2016年4月14日にマグニチュード6.5の地震で震度7を観測し、その28時間後の16日1時25分にはマグニチュード7.3の地震でふたたび震度7を観測しました。熊本地震と呼ばれるこの一連の活動は、最初の地震のあとにより大きな地震が続いた事例として広く知られています。さらに2026年7月28日にも、マグニチュード7.1・最大震度7の地震が発生しており、同日夕方には熊本県天草・芦北地方でマグニチュード6.1の地震も起きています。この震源域で記録されている最大の規模は、この2026年7月28日のマグニチュード7.1です。
当サイトが気象庁の震度データベースをもとに集計したところ、この震源域では過去1年間に350回の地震が観測されており、そのうち最大震度3以上だったものは60回でした。一方、直近30日間だけで330回を数えています。つまり、過去1年の地震回数の大半が、ここ1か月に集中している計算になります。内陸の浅い地震は、規模の大きな地震のあとに余震が長期間続く傾向があることが知られています。
鹿児島県では、今回の地震で薩摩地方が震度2を観測しました。熊本地方を震源とする地震では、鹿児島県内は出水・阿久根など県北西部で揺れを感じやすい傾向があります。熊本地方でマグニチュード6を超える地震があった場合には、鹿児島市でも震度2から3程度の揺れになることがあります。
なお、この震源域で起きる地震は内陸の浅い場所で発生するため、津波を伴うことは基本的にありません。今回の地震についても、気象庁から津波に関する発表は出されていません。地震の詳しい情報や、その後に発表される情報については、気象庁のホームページや自治体からの発表をご確認ください。
出典:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/)を加工して作成
各地の震度
- 震度4 熊本県熊本
- 震度2 熊本県阿蘇、熊本県球磨、熊本県天草・芦北、山口県西部、福岡県福岡、福岡県北九州、福岡県筑豊、福岡県筑後、佐賀県南部、長崎県南西部、長崎県島原半島、大分県南部、宮崎県北部平野部、宮崎県北部山沿い、鹿児島県薩摩
- 震度1 山口県北部、山口県中部、佐賀県北部、長崎県北部、大分県北部、大分県中部、大分県西部、宮崎県南部平野部、宮崎県南部山沿い
出典:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/)を加工して防災速報が作成
震源の位置
✕ が震源(熊本県熊本地方 / M4.5)。色付きの数字は、その区域で観測された震度です(25区域)。
地図:国土地理院ベクトルタイル。震源と震度は気象庁発表の値を当サイトが図示したもの。 震度の位置は区域の代表点(目安)で、区域の中心を厳密に示すものではありません。 震源の座標は気象庁の速報値で0.1度単位に丸められています。
熊本県熊本地方の記録
- 過去1年の地震
- 348 回
- うち震度3以上
- 60 回
- 直近30日
- 0 回(平常時の約0倍)
- 記録上の最大規模
- M7.3(2016/4/16 01:25)
前回これと同じかそれ以上の規模だったのは 2026/7/30 22:47(M4.8・最大震度4)です。
過去11年ぶん(3780件)の記録から集計。 出典:気象庁「震度データベース検索」を加工して当サイトが集計
熊本県熊本地方とは
熊本平野から阿蘇の西側にかけての内陸。日奈久断層帯・布田川断層帯という活断層が 南西から北東へ走っており、地震はこの断層に沿って浅いところで起きる。 海溝型と違って震源が浅いため、規模のわりに強い揺れになりやすいのが特徴。 2016年4月14日にM6.5で震度7、その28時間後の16日1時25分にM7.3でふたたび震度7を観測した (熊本地震)。最初の地震のあとに、より大きな地震が続いた事例として知られる。 2026年7月28日にもM7.1・震度7が発生している。 内陸の浅い地震のため津波を伴うことは基本的にないが、余震が長期間続く傾向がある。
周辺で揺れやすいところ
熊本市・益城町・宇城市など熊本平野で揺れを感じやすい。 布田川断層帯・日奈久断層帯に沿った深さ10km前後の浅い地震で、 M3台でも震度3〜4になることがある。 M6を超えると長崎県島原半島・大分県西部・鹿児島県北西部にも及ぶ。
この震源域の主な地震
- M6.5最大震度7熊本地震の前震。益城町で震度7
- M7.3最大震度7熊本地震の本震。1時25分発生
- M7.1最大震度7同日夕方に天草・芦北地方でもM6.1
熊本県熊本地方の直近7日間の活動
この7日間に 11回 記録されています。
- 1M2.6
- 3M3.6
- 2M2.9
- 4M4.5
- 1M2
- 1M2.7
- 2M3
- 2M3.3
- 1M3
- 3M3.5
- 1M2.3
出典:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/)を加工して当サイトが作成
この揺れはどのくらいか
最大震度4が実際にどのような揺れなのかは、震度階級の解説にまとめています。