防災速報

停電に備える——スマホは何回充電できればいいか、実数で決める

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停電したとき、最初に困るのはスマートフォンの電池です。安否確認、自治体の情報、避難所の場所——すべてがそこに入っています。

「大きいほうが安心」でモバイルバッテリーを選ぶと、重くて持ち出せないものが1つ増えるだけになります。何回ぶん必要かを先に決めてから選びます。

何回ぶん要るか

スマートフォンの電池容量はおおむね次のとおりです。

機種の傾向電池容量
小型のもの3,000mAh前後
標準的なもの4,000〜5,000mAh
大画面のもの5,000mAh前後

モバイルバッテリーは表示容量のすべてを充電に使えるわけではなく、変換のロスがあります。実際に使えるのは表示の6〜7割と見ておくと外しません。

10,000mAhのモバイルバッテリーなら、実際に取り出せるのは6,000〜7,000mAh。4,000mAhのスマートフォンなら1.5〜1.7回ぶんです。

容量実際に使える目安4,000mAhのスマホ
5,000mAh3,000〜3,500mAh約0.8回
10,000mAh6,000〜7,000mAh約1.5〜1.7回
20,000mAh12,000〜14,000mAh約3〜3.5回
40,000mAh24,000〜28,000mAh約6〜7回

停電が3日続くと想定して、1日1回充電するなら3回ぶん。20,000mAhが一つの目安になります。

重さとのつり合い

容量が増えるほど重くなります。おおよその目安です。

容量重さの目安
5,000mAh100〜130g
10,000mAh180〜250g
20,000mAh350〜450g
40,000mAh700g〜1kg

40,000mAhは1kg近くになります。避難所へ歩いて持って行くものと、家に置いておくものは別に考えるほうが現実的です。持ち出し袋に入れるなら10,000mAh前後、家に置くなら20,000mAh以上、という分け方になります。

選ぶときに見る3点

1. 出力(W数)

充電の速さは容量ではなく出力で決まります。スマートフォンなら18W以上あれば十分です。ノートPCも充電したいなら45W以上が要ります。

2. 同時に何台つなげるか

家族で1つを分け合うなら、2〜3台同時に充電できるものが要ります。1台ずつしか使えないと、順番待ちになります。

3. 半年に1度は充電する

モバイルバッテリーは置いておくだけで自然に放電します。いざというときに空だった、が最も多い失敗です。半年に1度、残量を確認して充電しておきます。防災リュックの点検と同じ日にまとめると忘れません。

実際に売れているもの

楽天市場で「モバイルバッテリー」をレビュー件数の多い順に並べたときの上位です。価格・レビューは2026年8月12日時点のもので、変動します。

モバイルバッテリー 22800mAh(夢の森)

22,800mAhは、4,000mAhのスマートフォンで3〜4回ぶんにあたります。停電3日を1台でまかなう想定ならこの容量帯です。レビュー件数が多いぶん、実際の持ちについての評価が読めます。

執筆時点で3,580円前後。レビュー15,025件・平均★4.44

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モバイルバッテリー 10000mAh 3台同時充電(愛度楽天市場店)

10,000mAhで3台同時に充電できます。持ち出し袋に入れる1台としてはこの容量帯が扱いやすく、家族で分け合う場面では同時充電できることが効きます。

執筆時点で1,980円前後。レビュー17,255件・平均★4.33

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モバイルバッテリー 40000mAh(夢の森)

40,000mAhは6〜7回ぶん。重さが1kg近くなるので、持ち歩くというより家に置いておく用途です。停電が長引いたときの本命はこちらになります。

執筆時点で4,580円前後。レビュー7,090件・平均★4.34

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乾電池も併せて

モバイルバッテリー自体が空になったら終わりです。乾電池式の充電器を1つ持っておくと、電池を買い足すことで延ばせます。懐中電灯やラジオと電池の規格を揃えておくと、まとめ買いが効きます。

出典と注意

  • スマートフォンの電池容量、モバイルバッテリーの重さは一般的な製品の傾向です。個別の製品は仕様をご確認ください
  • 変換ロスの割合(6〜7割)は製品や使用状況で変わります
  • 価格・レビューは2026年8月12日時点のもので、変動します
  • 停電への備えについては、お住まいの自治体および気象庁の防災情報もあわせてご確認ください